ラベル 月刊たくさんのふしぎ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 月刊たくさんのふしぎ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016年7月8日金曜日

分水嶺さがし

 今年の梅雨は、きちんと雨が降っているようです。
 さてその雨、地面に落ちると、小さな流れを作って川に注ぎ、海や湖へと向かいます。
 降った雨がこちらの川とあちらの川に分かれて流れ始める、まさにそのてっぺんの場所を「分水嶺」といいます。8月号は各地に分水嶺をたずねる『分水嶺さがし』。


 作者の野坂勇作さんは、ふとしたきっかけで分水嶺の存在に目覚め、地元の中国地方を中心に、分水嶺をさがし歩きます。
 分水嶺といっても険しい山であることもあれば、なだらかなこともあります。なだらかな場所で役にたつのが、ペットボトルに入れた「水」。それを道のわきの溝に流して、左右に分かれて流れだしたら、そこが確かに分水嶺である証拠。
 ある場所では、分水嶺上に家やポストがたっており、「屋根の左側に落ちた雨は日本海へ、右側に落ちた雨は瀬戸内海へ注ぐ」といったことが起きています。


 分水嶺さがしのいいところは、身近なところから世界規模でも楽しめること。日本列島をつらぬく大きな分水嶺もあるし、スエズ運河やパナマ運河も、実は分水嶺を越えて作られているのです。
 かと思えば、小さな分水嶺は私たちの住んでいる住宅地にも、福音館書店の近所にだって存在します。

 地元の分水嶺さがしは、夏休みの自由研究のテーマにもぴったり。親子で地図を広げて、どこに分水嶺があるか推理し、実際に行って確かめてみてください。

(I)


■「たくさんのふしぎ」のご購入方法は?
(1)全国の書店でお買い求めいただけます(お取り寄せとなる場合あり)。
(2)送料がかかりますが小社ホームページからお申し込みいただくこともできます。
(3)楽天ブックスやAmazonなど、ウェブ書店でもご購入いただけます。

2016年5月24日火曜日

世界遺産・富岡製糸場ってどんなところ?


富岡製糸場といえば、2014年に世界遺産に登録されたことが記憶に新しいかと思います。


6月号『富岡製糸場―生糸がつくった近代の日本』では、建物のしくみから蚕の飼い方の変遷、生糸をめぐる社会の移り変わりなどを、豊富な写真と図版で子どもたちにもわかりやすく伝えています。


富岡製糸場は、明治5年に建設され、以降115年ものあいだ操業されました。当時製糸技術のすすんでいたヨーロッパの工場とくらべても、倍近い大きさがあったため、時代をへて機械が入れかわっても、そのまま使い続けることができたのです。

表紙に使われている写真は、繰糸所という繭から糸をつくるところを撮影したものです。これを見るだけでも、100メートルを超えるというその大きさが伝わってくるのではないでしょうか。

ヨーロッパでは、蚕の病気がはやって生糸(絹糸)の生産量が大幅に減ってしまっていたため、大量の生糸が必要となりました。日本では生糸を作れば売れる状況となり、粗悪な生糸が輸出される事態もあらわれはじめました。これを防ぐために、フランスから技術者を招き、国がつくった工場が、富岡製糸場です。


繭から糸をつくる機械の開発は、自動車などにのちに生かされることとなり、生糸の運搬のための鉄道も整備されるなど、製糸産業から日本の近代化が進むこととなります。その中心となった富岡製糸場は、「産業博物館」のような存在なのです。


富岡製糸場にこれから行くかたも、「もう行った!」というかたも、ぜひ一度手に取ってみてください。富岡製糸場を、より深く知ることができますよ。

■「たくさんのふしぎ」のご購入方法は?
(1)全国の書店さんでお買い求めいただけます(お取り寄せとなる場合あり)
(2)送料がかかりますが小社ホームページからお申し込みいただくこともできます。
(3)楽天ブックスさんやAmazonさんなど、ウェブ書店でもご購入いただけます。


2016年2月26日金曜日

虫を体重計にのせてみた!


こんにちは。風が冷たい日が続きますが、春はもうすぐです。
今回は4月号の紹介です。
タイトルは、『昆虫の体重測定』。


……えっ?と思ったみなさん。
そうなんです、あの小さな昆虫の「体重」を、はかっちゃいます!

作者は、昆虫イラストレーターの吉谷昭憲さん。
「かがくのとも」シリーズで、『おとしぶみ』や『はぐろとんぼ』など多数かいています。

吉谷さんは、ずっと疑問に思っていることがありました。
それは、「昆虫の重さって、どのくらいだろう?」ということ。

昆虫図鑑をひらいても、大きさは載っていますが、
重さは載っていないですよね。
動物図鑑には、それぞれの体重が載っているというのに。

「きっと小さな昆虫にも、一匹一匹に体重があるはずだ。」
吉谷さんはそう考え、「電子天びん」という精密なはかりを使って、
体重測定をはじめます。
そして工夫の末、ついに昆虫たちの重さをはかることに成功するのです!

さぁここでクイズ。
テントウムシ一匹の重さは、どのくらいでしょう? 
想像しながら、もっとも近いものを考えてみてください。

①   500円玉 ②1円玉
③   クリップ ④切手



どうですか? 今まで考えたこともなかったのではないでしょうか。
答えは、4月号を読んでみてくださいね。
へぇ~!と声が出てしまいますよ。

そのテントウムシの、
なんと200倍の重さの昆虫(みんなが好きなあの虫です)もいれば、
30分の1以下の重さしかない昆虫(みんなはちょっとキライかも?)もいました。

また、同じ種類の昆虫でも、軽い個体もいれば、重い個体もいるようです。
まるで私たち人間のようですね。

子ども(低学年でも楽しめると思います)も大人も、
虫が好きな人も、虫はちょっとニガテ…という人も、
ぜひ読んでみてください。
こんな昆虫へのアプローチの仕方があるのか!と、
おどろくかもしれません。

ふろくとして、ご家庭や学校に貼れる一枚絵「昆虫の重さくらべ」もついています。
今年の春は、この本とともに、いつもとちがった昆虫観察を楽しんでみてください。
3月3日頃発売です!

(Y)

              (ふろくの一枚絵。斬新です!)


■「たくさんのふしぎ」のご購入方法は?
(1)全国の書店さんでお買い求めいただけます(お取り寄せとなる場合あり)
(2)送料がかかりますが小社に直接お申し込みいただくこともできます。
(3)楽天ブックスさんやAmazonさんなど、ウェブ書店でもご購入いただけます。

2016年2月12日金曜日

新しすぎるマイホームのかたち

たくさんのふしぎ3月号は『家をせおって歩く』(村上慧作)です。


自分でつくった発泡スチロールの家とリュックひとつをせおって運んで、
日本各地で生活をしている若いアーティスト、村上慧さんの1年の記録が本になりました。


家を置く土地はどうするの? 食事は? 寝るところは?
あれこれ気になる村上さんの生活を詳しく紹介します。

ほとんど徒歩で移動する村上さんが、
1年間で家を置いた場所は、北は青森、南は宮崎まで180箇所!

家を置いたところは全部で3場面続きます
なんか変な生き方してるなー、
そう思って読みはじめたら止まらなくなる、読み応え十分の一冊です。
家出したくなってしまうかもしれませんよ。

表紙と本文の題字を大原大次郎さん、
本文のいくつかの写真を市川タカヒロさん、
デザインを飯田将平さんが担当してくださっています。

今号には、ペーパークラフト「じぶんで作る ちいさな村上さんの家」もついています。
本を読んだあと、この付録をしみじみうれしく感じて頂けるはずです。


■「たくさんのふしぎ」のご購入方法は?
(1)全国の書店さんでお買い求めいただけます(お取り寄せとなる場合あり)
(2)送料がかかりますが小社に直接お申し込みいただくこともできます。
より詳しくはどうかこちら(↓)をご覧ください。
http://www.fukuinkan.co.jp/magazine_buy.html
(3)ウェブ書店さんでもご購入いただけます。
楽天ブックスさん http://books.rakuten.co.jp/rb/13597247/
Amazonさん http://www.amazon.co.jp/dp/B01AC8YZO6


2015年12月24日木曜日

新しい1年は、へんてこ絵日記ではじまります

こんにちは。
年の瀬にむけ、年末進行だなんだと
妙に慌ただしい、たくさんのふしぎ編集部よりお知らせです。

小誌2月号は『へんてこ絵日記』です。



グラフィックデザイナーのU.G.サトーさんが描く、
ユーモアたっぷりの1年の絵日記です。

12月を描いたページには、こんなことが・・・



よく見てください。
街の看板を埋め尽くす、漫画やアニメやゲームの言葉の数々を。
担当者は、この場面を見ると、
小学生のときのことを思い出さずにいられません。
自分もそうでした。
そのころ、頭のなかにあったのは、自分の好きなことのみ。
しかも、クリスマス前。
プレゼントに何をもらおうか、真剣に悩みぬく時期ですから、なおのことです。
新聞の折り込み広告に入る、おもちゃ屋さんのチラシ、楽しみだったな。


さて、お次。
1月は・・・

 














いったい何がいけないのか、
私は昔から凧をうまく上げられないんですよね。
(みなさんはそんなことないですか?)
こんな凧なら、どんくさい(?)私でも楽しく上げられるかも。


担当者は、この絵本を読むたびに、
小学生のときに感じていた何かがよみがえってきます。
変なことばっかり考えてました。
きっと今の小学生のみなさんにとっては、いつも見ている世界そのもの。
しかも、それがもっとおもしろく、へんてこに見えてくること間違いありません。
自分も小学生の時にこの本に出会っていたらな・・・
もっとあの時が、楽しかっただろうな・・・と、すこしうらやましかったりもします。

大人も、「おおっ!」と声をあげてしまうような絵本です。
19場面ぜんぶに、わくわくするへんてこが描かれていますので、
ぜひ手にとって読んでみてくださいね。

(K)

■「たくさんのふしぎ」のご購入方法はこちらです。 
(1)全国の書店さんでお買い求めいただけます(お取り寄せとなる場合あり)。 
(2)送料がかかりますが小社に直接お申し込みいただくこともできます。 
より詳しくはどうかこちら(↓)をご覧ください。 
http://www.fukuinkan.co.jp/magazine_buy.html 
(3)ウェブ書店さんでもご購入いただけます。 

amazonさん←クリック

楽天ブックスさん←クリック


2015年12月4日金曜日

トドマツ

1月号は『トドマツ』。

作者は石黒誠さん。北海道在住の写真家で、身近な自然の様々なものごとを撮影し、紹介なさっています。「たくさんのふしぎ」2013年11月号『雪虫』の作者でもあります。

この『雪虫』、ご好評をいただいて早い時期に売り切れとなってしまいました。ご購入できなかった方、ごめんなさい。

トドマツの木の寿命は90~150年くらい、成長すると高さ30メートルにもなると言われています。森に行けば大きな木を見ることはできますが、その木が小さなときはどんな姿だったのか、想像するのはむずかしいですね。

石黒さんは、まつぼっくりの種から芽生えたトドマツが、どんなふうに成長していくのか、ていねいに写真におさめました。

本当に少しずつ、小さな葉や枝をのばしていく姿には、声援をおくりたくなります。芽生えて5年めでも、10センチにならないこともあるとはおどろきです。


トドマツが大木になるためには、病気や他の植物に打ちかっていかなければなりません。どんなものも、大きくなるのはたいへんなのだなあ、と子育て中の編集者は思うのでした。

(I)

※「たくさんのふしぎ」のご購入方法はこちらです。
(1) 全国の書店さんでお買い求めいただけます(お取り寄せとなる場合もあります)。
(2) 送料がかかりますが小社に直接お申し込みいただくこともできます。
 より詳しくはどうかこちら(↓)をご覧ください。
 http://www.fukuinkan.co.jp/magazine_buy.html
(3) ウェブ書店さんでもご購入いただけます。
 Amazonさん、楽天BOOKSさん

2015年10月30日金曜日

南極の生きものたち

先日、自宅のリビングにアリが数匹現れまして。マンションの3階なのですが。アリが苦手な妻と娘たちはパニックになっておりました。

そこですかさず私が、「地球上のアリの総重量と人類の総重量は同じという説があるよ」と言ったのですが、「今そんな話をされても何の解決にもならない」とひんしゅくを買ってしまいました。
 
ところで、地球上で一番総重量の多い生物は何でしょう? その答えがわかるのが12月号『南極の生きものたち』(水口博也 文・写真)。
 

南極大陸と周囲の海には、ペンギンやクジラなど、数多くの動物たちがくらしていますが、彼らみながエサにしているのが、「ナンキョクオキアミ」。南極海に浮かぶ氷の裏にはえる藻を食べて大量に育ち、人類の3~4倍の総重量になるそうです。


著者の水口博也さんはシャチの撮影などで著名な写真家。「たくさんのふしぎ」は創刊から間もない1988年7月号『コククジラの旅』いらい27年ぶりの登場となりました。
 
子育てをするペンギンたちのユーモラスな姿や、クジラがオキアミを大量に飲み込む迫力ある様子など、どの写真も見飽きないのですが、私が一番感じたのは、それら全ての舞台となっている南極のあまりの広大さなのでした。


(I)

※「たくさんのふしぎ」のご購入方法はこちらです。
(1) 全国の書店さんでお買い求めいただけます(お取り寄せとなる場合もあります)。
(2) 送料がかかりますが小社に直接お申し込みいただくこともできます。
 より詳しくはどうかこちら(↓)をご覧ください。
 http://www.fukuinkan.co.jp/magazine_buy.html
(3) ウェブ書店さんでもご購入いただけます。
 Amazonさん、楽天BOOKSさん

2015年10月2日金曜日

神々の花園

日本では四季折々の花が咲きますが、南アフリカに広がるナマクアランドという地域では、春のほんのひとときだけ、見渡す限りの花園が広がります。その圧倒的な様子を写真で紹介するのが、11月号『神々の花園』(澤野新一朗 文・写真)。

 

ほかの季節には砂漠が広がっているのですが、雨や気温などの条件がそろうと、こんなに美しい自然の花園が出現します。毎年同じ場所に現れるとは限らず、また年によって花の色も変わってしまうというのだから驚きです。


作者の澤野新一朗さんは、あるとき観光パンフレットに載っていた花園の写真を見て惹きつけられてしまい、それから二十数年、ナマクアランドに通い続けているとのこと。ご家族もその調査に巻き込まれているそうですが、これほど美しいものを目にできれば、文句もでないのかもしれませんね。


そういえば、先日亡くなられた画家の柳原良平さん(2014年4月号『貨物船のはなし』の作者)は、小学生のときに見た船の絵葉書に魅せられて、船の絵を描くことを一生の仕事となさいました。

いつの日か、「たくさんのふしぎの○○を読んで、○○を目指しました!」なんて言ってくれる人に会えるとうれしいですね。

(I)


※「たくさんのふしぎ」のご購入方法はこちらです。
(1) 全国の書店さんでお買い求めいただけます(お取り寄せとなる場合もあります)。
(2) 送料がかかりますが小社に直接お申し込みいただくこともできます。
 より詳しくはどうかこちら(↓)をご覧ください。
 http://www.fukuinkan.co.jp/magazine_buy.html
(3) ウェブ書店さんでもご購入いただけます。
 Amazonさん、楽天BOOKSさん

2015年9月1日火曜日

生きものたちの隠れたつながり

10月号は『食べられて生きる草の話』(高槻成紀 文/菊谷詩子 絵)です。





生態学者の高槻さんが、30年以上(!)にわたり、
宮城県の金華山で行った調査、研究を描いた絵本です。



この本で描かれていることを一言であらわすと、とてもシンプルです。
「金華山でシカとシバは共存関係にある」。
高槻さんはさまざまな調査と実験を繰り返し、この事実をつきとめました。
ただ知識として結論を知るだけでなく、私たちはどうすれば自然をより深く理解できるか、
その道しるべになればという思いを込めて、この本を書いてくださいました。
高槻さんがシカのとシバの調査をしながら、
どんなことを考え、どんな実験をして、この結論にいたるか、
いっしょに推理しながら読んでみてくださいね。

絵を担当してくださっているのはサイエンスイラストレーターの菊谷詩子さん。
高槻さんの調査や実験のポイントや思考の流れを、
親しみ安いタッチで、的確に描いてくださっています。



(K)

2015年7月28日火曜日

東京カタツムリたちの、楽園大冒険


たくさんのふしぎ9月号は、『カタツムリ 小笠原へ』 (千葉聡 文・コマツシンヤ 絵)です。

「はるか遠くの島にカタツムリの楽園があるんだって。
300万年前に海を渡ったご先祖さまの子孫がくらしているらしいよ……」。

そうきいた東京のカタツムリたちが1000キロ離れた太平洋上の小笠原諸島へやってきた。
そこは、天敵も少なく緑と湿度にあふれるすばらしい土地。
120種をこえる様々なカタツムリがくらしていた。
のろくて、慎重、乾燥にも弱いカタツムリが
いかに海を渡り大繁栄するに至ったのか、大冒険のはじまり

ふだん私たちが目にするカタツムリは、臆病で雨のとき以外はじっと物陰にかくれ、動きもとにかくゆっくり……。愛らしい生きものですが、子どもたちにとっては、カブトムシやトンボといったスターたちに比べ冴えない印象の生きものかもしれません。


ところが、そのカタツムリが、小笠原諸島ではほかの生物たちより群を抜き大繁栄している、という新聞記事を読み興味をもちました。

6年前、小笠原諸島は世界自然遺産に登録されたばかりで、その登録の筆頭理由にあげられたカタツムリの存在が注目されたようでした。また、近年の研究により、小笠原のカタツムリのなかでも特に目立って繁栄しているカタマイマイのなかまの祖先は、小笠原から1000キロも離れた日本本州にルーツがあることがあきらかになっていました。

小笠原母島乳房山山頂より堺が岳をのぞむ

記事を読んで以来、気になったのは、どうしてあのカタツムリが1000キロもの海を渡れたのか、そして、なぜそんなに小笠原で繁栄することになったのか、ということでした。2つの疑問を抱いて、記事を監修されていた東北大学大学院の千葉聡さんに会いにゆきました。千葉さんは、カタツムのろさ、移動能力の乏しさが、小笠原での大繁栄の鍵になっていたこと、そして、小笠原のカタツムリの進化は今も目に見えるかたちでまさに進行中であること、を話してくださいました。

小笠原は亜熱帯気候に属し、本州とは異なる独自の動植物の環境を保持しています。絵を担当されたコマツシンヤさんにはぜひ一度彼の地に立っていただきたい、とお連れすることになりました。

船にゆられること26時間。たどりついた6月の小笠原はすでに夏。むっとする湿気と暑さでした。この湿度がカタツムリたちを育んだのかと話しながら、カタツムリたちがすむ森の奥深くへ……。

研究調査に同行させていただいたため、取材は
起伏のあるジャングルを前へ前へ休むことなく進む
容赦のないものになりました

堺が岳山頂付近。
高い湿度で、視界が曇ってしまう

ぬかるむ斜面でのザイルをつかっての登攀、山あり谷あり……。コマツさんが、その冒険の様子もあますことなく伝えてくださっています。どんなカタツムリたちに出会えたのか、続きは本編でお楽しみください!

『カタツムリ 小笠原へ』 は、8月3日発売です。

(J)

2015年7月9日木曜日

「先生、ぼくにはしっぽがないんですけど」

たくさんのふしぎ8月号は、『しっぽがない!』 (犬塚則久 文・大島裕子 絵)です。



突然ですが、
動物たちの“おしり”を
思い浮かべてみてください。

イヌ、ネコ、ウマ、ウサギ、ネズミ、
カンガルー、ワニ、ヒツジ、ライオン……。
身近な動物から動物園にいかないと出会えない動物たちまで
おおくの動物に“しっぽ”があることに気づかれると思います。

ところが、わたしたちヒトやゴリラ、チンパンジー
などのオナシザルの仲間にはしっぽがありません。
ほかにも、意外なところでコアラやナマケモノなどにも
しっぽがありません。

多摩動物公園にてコアラのはく製、骨格
をみせていただきました
たしかにコアラにはしっぽがない!

動物に、しっぽがあるものとないものがいるのは、
なぜなのでしょうか?


さて、本誌にてこの謎にせまるのは、
コアラのふくろいくん と ヒトのあだちさん、
そして、イヌのいぬやま先生です。



舞台は、脊椎動物(骨がある動物)が通う
「りくのうえ学校」。

ふくろいくんとあだちさんは、
他のクラスメイトにはしっぽがあるのに、
ふたりにはしっぽがないことに気づきます


謎ときの舞台は、森、サファリ、そして海中へとひろがってゆきます。
はたして3にんは、どんなこたえを手にするのでしょうか?



いろんなしっぽの仕事21種を紹介する
豪華4見開きもおたのしみいただけます。


(J)

2015年6月3日水曜日

北海道の河原でおいかけっこ

たくさんのふしぎ7月号は、
『おいかけっこの生態学』(遠藤知二 文・岡本よしろう 絵)です。



「おいかけっこ」だなんて、なんだかとっても楽しそうですが、
一体、だれがだれを追いかけるのかというと・・・・・・


オニグモをおいかけるベッコウバチを
研究者である遠藤知二さんが追いかける、というおはなし。

前作『まちぼうけの生態学』(たくさんのふしぎ2011年8月号 *)では
アカオニグモの狩りの様子を観察するために
ひたすらクモの網の前で待ち続けた遠藤さんですが、


今回は、ベッコウバチを追いかけて、フィールドを飛びまわります!

『昆虫記』を書いた虫の観察の達人、あのファーブルさんでも
ベッコウバチの観察には苦戦したとか・・・・・・


「人間の行動がひとりひとりちがっているように、
 キスジベッコウも一匹一匹ちがう行動をとっているのではないか?」
という疑問からはじまった、10年間の観察の記録をお届けします。

(E)


*『まちぼうけの生態学 アカオニグモと草むらの虫たち』は、
今年9月に「たくさんのふしぎ傑作集」の一冊として刊行予定です。

2015年5月8日金曜日

川のホタル 森のホタル

ホタルの光というと、人間にとっては幻想的でどこか懐かしいものの象徴でもありますね。しかしそんなホタルたちが、生物として生き残るため、卵や幼虫、さなぎのときまで光っている、そんな驚きの生態を描いているのが、たくさんのふしぎ6月号『川のホタル 森のホタル』です。

ヘイケボタルのサナギ

著者の宮武健仁さんがホタルを撮影するフィールドのひとつが、故郷に近い徳島県吉野川市美郷。ここにある「美郷ほたる館」は、展示も充実していますが、すぐわきを流れる川でホタルたちを見られることも魅力。

http://www.misato-hotarukan.jp/

宮武さんによれば、数百匹のホタルが舞い飛ぶ光景を、「ホタル館の真横で見られる」とのことです。本誌5ページの写真もそのあたりで撮影したもの。



ホタルの季節には、周辺にたこ焼きやフランクフルトの屋台も出現するほどの賑わいになるそうです。おおかたの人たちは、夜8時前後のホタルが光るピークを過ぎるとお帰りになるので、(お子さん連れでは難しいですが)じっくり眺めたければ、11時ころからの2度目のピークをねらうのがよいかもしれません。ただ、ホタルは懐中電灯や車のライト(特にハザードランプの黄色い光)の影響を受けやすいと言われています。見物の際は、光るものは必要最低限のものだけに。
 
余談ですが、私は子どものときに本で読んだ、広島県に伝わる「ほたる合戦」の話が印象に残っています。戦国時代、毛利家と尼子家の戦いで亡くなった人たちの魂が、ホタルに宿って、今でも川をはさんで戦っているという話でした。いつかじっくり、そのゆかりの地を訪ねてみたいと思っています。
 
(I)

2015年4月7日火曜日

「旅」をする木の実

たくさんのふしぎ5月号は、『木の実は旅する』です。 
農学博士の渡辺一夫さんと、画家の安池和也さんによる絵本です。


木の実に足はありません。 
でも、移動することができます。 
えっ、どうやって? なんのため?


木の実のカタチにご注目。 
これは、何に見えますか? 虫? ブーメラン? 



こっちはどうでしょう? 
彩り豊かで、美味しそうですね!


木の実がどのようにして「移動」をするのか、イメージできましたか?
個性豊かで多様な木の実の世界には、彼らの生き抜く知恵や戦略がいっぱいです。
安池さんが七年かけて描き上げた美しい絵とともに、その奥深さに触れてみてください。

現在、全国の本屋さんにて好評発売中です。
→ 「たくさんのふしぎ」はどこで買えるの?

2015年3月23日月曜日

「たくさんのふしぎ」はどこで買えるの?

「月刊たくさんのふしぎはどこで買えますか?」

というお問い合わせを時々いただきます。


もちろん、最寄りの本屋さんでお買い求めいただけます!
児童書コーナーに、「こどものとも」「かがくのとも」
などと一緒に並んでいることが多いようです。
紀伊國屋書店 加古川店さんで発見!
薄いので、最初は見つけるのが難しいかも・・・

店頭に在庫がない場合は、ご注文いただければ、お取り寄せいただけます。
最新号だけでなく、バックナンバーも過去3年分お取り寄せ可能です。
(ただし一部、品切れ品もございますのでご了承ください)

バックナンバーも揃えてくださっている書店さんもあります(コチラ)。
ジュンク堂書店 三宮店さんの棚を拝見 
「月刊たくさんのふしぎ」がズラリ並んでいます!

また、Amazonさん、楽天ブックスさんをはじめとする
ネット書店さんでもご購入いただけます。
(楽天ブックスさんでは、バックナンバーもお買い求めいただけます。
 もし品切中でも、再入荷がありますので、しばらくお待ちください)


オススメは定期購読!
毎月、確実に手に入れたい方は、定期購読をご利用ください。
お申込みは、お近くの本屋さんまで。

ご近所に本屋さんがないときや、プレゼントをお考えのときには
こちらからお申し込みになれます。


「たくさんのふしぎ」が、みなさまのお手元に届きますように。

(E)