2015年9月1日火曜日

たくさんのふしぎ30周年記念「ふしぎ大展覧会」!

10月号には、一枚絵「ふしぎ大展覧会」がついています。
これは画家の遠山敦さんが原案を考え、
子どもたちに絵を描いてもらい、
みなさんの作品をひとつに合わせて作った
画期的一枚絵です。

ふしぎ編集部のメンバーの予想のはるか上をゆく名作の数々が出展されています。
お送り頂いたみなさんに、何度でもお礼申し上げたい。

ありがとうございました!

(K)


生きものたちの隠れたつながり

10月号は『食べられて生きる草の話』(高槻成紀 文/菊谷詩子 絵)です。





生態学者の高槻さんが、30年以上(!)にわたり、
宮城県の金華山で行った調査、研究を描いた絵本です。



この本で描かれていることを一言であらわすと、とてもシンプルです。
「金華山でシカとシバは共存関係にある」。
高槻さんはさまざまな調査と実験を繰り返し、この事実をつきとめました。
ただ知識として結論を知るだけでなく、私たちはどうすれば自然をより深く理解できるか、
その道しるべになればという思いを込めて、この本を書いてくださいました。
高槻さんがシカのとシバの調査をしながら、
どんなことを考え、どんな実験をして、この結論にいたるか、
いっしょに推理しながら読んでみてくださいね。

絵を担当してくださっているのはサイエンスイラストレーターの菊谷詩子さん。
高槻さんの調査や実験のポイントや思考の流れを、
親しみ安いタッチで、的確に描いてくださっています。



(K)

2015年8月21日金曜日

新刊発売のお知らせです

「月刊たくさんのふしぎ」として過去に刊行された作品を、ハードカバーとして刊行するシリーズ「たくさんのふしぎ傑作集」。現在、56作品が刊行されています。

このたび、「たくさんのふしぎ」創刊30周年を記念して、このラインナップに、新たに5作品が仲間入りすることになりました!


『かしこい単細胞 粘菌』 中垣俊之 文/斉藤俊行 絵
『まちぼうけの生態学』 遠藤知二 文/岡本よしろう 絵
『ゆかいな聞き耳ずきん』 石塚徹 文/岩本久則 絵
『ゴリラが胸をたたくわけ』 山極寿一 文/阿部知暁 絵
『みんなでつくる 1本の辞書』 飯田朝子 文/寄藤文平 絵

350冊を越えるバックナンバーの中から5冊を選び出すのは至難の業でしたが、、、「ふしぎをたんけんする月刊誌」ということで、ふしぎをたんけんすることがお仕事である研究者の方々の作品にしぼり、その中から5冊を選びました。

研究対象、研究スタイルはそれぞれですが、何かをふしぎに思う気持ち、そしてそのふしぎに迫ろうとする熱い思いは、皆おなじ! 

単細胞の生き物「粘菌」に
迷路を解くことができるのでしょうか?
昆虫採集・・・ではありません。
アカオニグモの狩りを観察するため
草むらでひたすら待ちつづけます
クロツグミの鳴き声を録音したテープを聞いてメモをとります。
鳴き方に決まりがあるらしいということが見えてきました

アフリカの熱帯雨林でゴリラの群れにホームステイ。
雄ゴリラが「グフーム」とあいさつしてくれるように

ええっ、机も「1本」なの?
さまざまな「1本」を求めて、いろんな人に話をきいていきます

ちょっとマニアックすぎるかもしれない、だからこそつい夢中になってしまう研究の世界を、どうぞお楽しみください。

「たくさんのふしぎ傑作集」新刊5冊、発売は9月2日です。

(E)

2015年7月28日火曜日

東京カタツムリたちの、楽園大冒険


たくさんのふしぎ9月号は、『カタツムリ 小笠原へ』 (千葉聡 文・コマツシンヤ 絵)です。

「はるか遠くの島にカタツムリの楽園があるんだって。
300万年前に海を渡ったご先祖さまの子孫がくらしているらしいよ……」。

そうきいた東京のカタツムリたちが1000キロ離れた太平洋上の小笠原諸島へやってきた。
そこは、天敵も少なく緑と湿度にあふれるすばらしい土地。
120種をこえる様々なカタツムリがくらしていた。
のろくて、慎重、乾燥にも弱いカタツムリが
いかに海を渡り大繁栄するに至ったのか、大冒険のはじまり

ふだん私たちが目にするカタツムリは、臆病で雨のとき以外はじっと物陰にかくれ、動きもとにかくゆっくり……。愛らしい生きものですが、子どもたちにとっては、カブトムシやトンボといったスターたちに比べ冴えない印象の生きものかもしれません。


ところが、そのカタツムリが、小笠原諸島ではほかの生物たちより群を抜き大繁栄している、という新聞記事を読み興味をもちました。

6年前、小笠原諸島は世界自然遺産に登録されたばかりで、その登録の筆頭理由にあげられたカタツムリの存在が注目されたようでした。また、近年の研究により、小笠原のカタツムリのなかでも特に目立って繁栄しているカタマイマイのなかまの祖先は、小笠原から1000キロも離れた日本本州にルーツがあることがあきらかになっていました。

小笠原母島乳房山山頂より堺が岳をのぞむ

記事を読んで以来、気になったのは、どうしてあのカタツムリが1000キロもの海を渡れたのか、そして、なぜそんなに小笠原で繁栄することになったのか、ということでした。2つの疑問を抱いて、記事を監修されていた東北大学大学院の千葉聡さんに会いにゆきました。千葉さんは、カタツムのろさ、移動能力の乏しさが、小笠原での大繁栄の鍵になっていたこと、そして、小笠原のカタツムリの進化は今も目に見えるかたちでまさに進行中であること、を話してくださいました。

小笠原は亜熱帯気候に属し、本州とは異なる独自の動植物の環境を保持しています。絵を担当されたコマツシンヤさんにはぜひ一度彼の地に立っていただきたい、とお連れすることになりました。

船にゆられること26時間。たどりついた6月の小笠原はすでに夏。むっとする湿気と暑さでした。この湿度がカタツムリたちを育んだのかと話しながら、カタツムリたちがすむ森の奥深くへ……。

研究調査に同行させていただいたため、取材は
起伏のあるジャングルを前へ前へ休むことなく進む
容赦のないものになりました

堺が岳山頂付近。
高い湿度で、視界が曇ってしまう

ぬかるむ斜面でのザイルをつかっての登攀、山あり谷あり……。コマツさんが、その冒険の様子もあますことなく伝えてくださっています。どんなカタツムリたちに出会えたのか、続きは本編でお楽しみください!

『カタツムリ 小笠原へ』 は、8月3日発売です。

(J)

2015年7月14日火曜日

ジュンク堂池袋店さんでふしぎフェア開催!

7月18日(土)からジュンク堂池袋店さんの8階児童書売り場にて、
「たくさんのふしぎ」フェアを開催していただくことになりました。
みなさんにあの本この本を手にとって見ていただけるように
準備をしておりますので、どうぞご期待ください!






また同じくジュンク堂池袋店さんの7階理工書売り場では、
7月11日(土)~8月10日(月)まで「大昆虫展」と銘打つフェアが開催中です。
このフェアをプロデュースされたのは、
小誌で来年秋に刊行予定の「わたしたちのカメムシ図鑑」(仮)の著者、鈴木海花さんです。




小誌の
『暗闇の釣り師 グローワーム』(小原嘉明 文/石森愛彦 絵、2015年1月号)、
『いのちのひろがり』(中村桂子 文/松岡達英 絵、2015年4月号)
を鈴木さんが、おすすめの本に選んでくださっていました!
ありがとうございます!




また、岩手のカメムシについての活動を紹介するパネルが展示されていたり、
子どもたちの図鑑の元になった『日本原色カメムシ図鑑』も販売されていたりします。




ほかにも、絵本から専門書まで、なんとも興味深い本の数々がそろえられています。
さらに、ブローチ、バッチ、バッグ、マグカップ、虫グッズも充実のラインナップ。
虫や生きものについて興味のある人なら、あれもこれも欲しくなってきっと困ってしまうほどです。
ちなみに、私は悩み抜いた末、虫関連の本2冊、グッズ2つでなんとか踏みとどまりました。

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