2017年4月18日火曜日

野生のチューリップ

春のあたたかい風が吹くようになりました。
5月号は、『野生のチューリップ』(前嶋昭 文・写真)。
花壇や鉢ではなく、自然のなかに咲くチューリップをテーマにした、
ちょっとめずらしい本です。


チューリップというと、
花壇でお行儀よく咲いているすがたを思い浮かべますが、
野生のチューリップは砂漠や、けわしい山岳地帯のなかで咲いています。
なかには標高三千メートル以上のところで咲いているという報告もあるようです。



山の尾根に、まるでお花畑のように
集まって咲いている場所もありました。


こんな可憐なチューリップのすがたも。



この作品で取材をしたのは、中央アジア・カザフスタンの天山山脈近辺です。
数千年前、この付近で、最初のチューリップが発生したと言われています。
それから人間の手によって長い時間をかけ交配がなされ、
現在の多種多様なチューリップになりました。
この本でチューリップの自然を生き抜く「たくましさ」を
感じていただけたら嬉しいです。

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2017年3月30日木曜日

宇宙とわたしたち

たくさんのふしぎ2017年4月号は『宇宙とわたしたち』です。





夜空にキラキラとかがやく星。星たちはあんまり遠くにあるので、
わたしたちのくらしとは直接関係がないように思えます。

140億年前、宇宙が誕生したとき、
そこには水素とヘリウムしかありませんでした。

わたしたちの生命をつくる炭素や酸素は、どこにもなかったのです。
ではどうやって、生命をつくる物質はできたのでしょう? 




2014年5月号『みんなそれぞれ 心の時間』を刊行した際、
著者の一川誠さんが「作者のことば」に、
「知り合いの天文学者から驚くべき話を聞いた。私たちに当たった太陽の光は、反射して一部がまた大気圏をつきぬけ、永遠に宇宙空間をただよい続けている」と書いてくださいました。
その話にびっくりした担当編集者が、「その天文学者は誰ですか?」と紹介してもらったのが、今回の著者、藤沢健太さんです。

宇宙を観察することによって「時間」の研究をすすめている藤沢さんは、
ちょうど「たくさんのふしぎ」読者と同年齢のお子さんがおられるお父さんでもあります。
「宇宙の中の自分」という難しいテーマを、
今回、子どもたちにもわかるふつうの言葉で語ってくれました。

また、なかのひろたかさんの絵が、肉眼で見ることの難しい世界のお話を、親しみやすいものにしています。

長い長い時間のなかで、星たちが生まれては爆発することを繰り返してきた、
その壮大なドラマをたどり、わたしたちが生まれた秘密を明かします。

ぜひご覧ください。

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2017年3月8日水曜日

チョウのすきな葉っぱの味

たくさんのふしぎ2017年3月号は『チョウのすきな葉っぱの味』です。




この本は、10年ほどまえ、ジャコウアゲハの幼虫をご友人よりもらいうけた画家の奥山多恵子さんが、幼虫を育てるなかで抱いた疑問からうまれた本でした。



ジャコウアゲハの幼虫は、猛毒をもつウマノスズクサの葉しか食べません。「どうしてジャコウアゲハは毒草を食べるのか? 毒草しか食べられないのか?」、最初はジャコウアゲハに焦点をあてたラフをまとめました。

奥山さんの疑問はさらに深まっていきました。
チョウについて調べていくと、チョウたちの多くが、アゲハはサンショウ、キアゲハはセリ……と、ほかの虫があまり好まない、においが強く、成分も毒気のある“まずい葉っぱ”を好む傾向にあることにきづいたのです!



そこからは、チョウの食草探しを専門に扱う研究者、さらにはチョウのフィールドワークのプロの方々にも協力を仰ぎ、<なぜチョウの幼虫は決められた食草しか食べないのか?>という大きな謎に迫る本として成立をめざすことになりました。





チョウたちの食草さがしの世界をご案内します。

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2017年1月12日木曜日

ゆきがうまれる  

2017年2月号は『ゆきがうまれる』です。

2013年課題図書・中学年の部にえらばれた
『こおり』(たくさんのふしぎ傑作集)のコンビ、
雪氷物理学の第一人者前野紀一さんと画家の斉藤俊行さんが
ふたたびタッグを組んで子どもたちにおくる一冊です。
今回のテーマは雪!

「雪はどうして六角形なの?」
「どうしてあんなにたくさん降るの?」

子どもたちの素朴な疑問に、
気象学最先端の研究成果ももりこみ、
真正面からこたえる本です。



雪はどうやってできるとおもいますか? と小学校できくと
「寒いときに雨がふって凍った!」
「空の上で氷ができて、ぶつかってこまかくなった」
子どもたちから、さまざまなこたえがかえってきます。



数十年前、編集担当もおなじように、
雨がこおって雪になるのだと思っていました。

雪が水滴が凍ったものであるのなら……、
雪の結晶ほどの大きさの水を凍らせれば、きっと雪ができるはず!
竹串の先に水をとり、できるかぎり小さな水滴を皿に落とし
冷凍室にそっといれました。

できたのは、不定形のうすい氷。
あの美しい雪のかたちに、なってはくれませんでした。
それもそのはず。雪は液体の水ではなく、
気体の水蒸気が、空中の一点でこおってうまれるものだったのです。



水蒸気が凍る現象は、地上では葉っぱや地面、窓ガラスなどにつく
「霜」として身近です。
水蒸気は、地上のさまざまなモノを土台にして凍り
その姿をあらわします。
モノがないところで凍ることはありません。



ところが雪は、空のうえ、葉っぱも窓ガラスもなにもない
空中の一点でうまれるのです。 
どうやって……?

その奇跡の瞬間を、ぜひ本誌でごらんください!



2016年12月9日金曜日

線のふしぎ


2017年1月号は

『線とあそぼう』(杉田比呂美 さく)です。



文字を書くとき、スポーツをするとき、想像するときも、
私たちはいろんな線を使って生きています。

線とは実にふしぎなものです。
あなたが読んでいるこのディスプレイの文字は、もちろん線。
それを入力したキーボードも、ひとつひとつのキーが線(あるいは溝)で分けられているから、
文字や数字を間違いなく入力することができます。



パソコンのディスプレイを絵に描いてみてくださいと言われば、
多くの人が、線で四角形を描くのではないでしょうか。
ディスプレイそのものまわりには、目に見える線などないのに、
私たちはものの輪郭を線として認識しているのです。



キーボードを打つ手のひらを見れば、指紋や手のしわの線。
世界であなただけがもつ線が無数に刻まれています。



目に見えない図形を思い描き、
星座を想像することができるのも、線があるから。



こうしても思い巡らせていけば、線のない世界を想像することすら難しいほど、
線は私たちの生活に深く関わっています。
そんな線のふしぎの入り口になるのが本作です。


今号には、イラストレーターのミナミタエコさんの一枚絵もついています。
あわせて、どうぞ!


(K)

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