2017年10月13日金曜日

水辺の番人『カワウ』

11月号は、水鳥のカワウについてのお話です。
自然写真家の中川雄三さんによる作品です。






カワウは私たちの身近な場所にくらす鳥です。
全国どこでも、河川や河口に行くと、高い確率で会うことができます。


よく川でのんびり羽を広げています。その理由は本誌で)


カワウはよく見かける鳥なのに、なかなか注目をあびない鳥です。
その理由は、なんでしょう。

黒くて地味だから? どこか、カラスに似ているから?

でもよく見てみると、彼らはさまざまな「色」をまとっていることがわかります。
たとえば、金茶色の羽。
エメラルドグリーンに、透き通った目。




意外な美しさに気付くでしょうか。
そして彼らの、もっともすぐれた能力が、水の中を泳ぐこと。




流れのはやい川も、濁った川も、なんのその。
ぐんぐんと潜り、魚をつかまえると、いっきに丸呑みしてしまいます!

ほかにも、獲物となる魚がいる場所まで長距離を飛行したり、
水鳥なのに陸上の木につかまって過ごすことができるなど、
カワウは「水」「陸」「空」の幅広いフィールドを舞台に活動する万能な鳥。

恐竜を彷彿とさせる風貌と相まって、じつに「カッコイイ」鳥なのです。


■「たくさんのふしぎ」のご購入方法はこちらです。
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2017年9月22日金曜日

海のかたち ぼくの見たプランクトン

たくさんのふしぎ2017年10月号は、『海のかたち ぼくの見たプランクトン』です。


海の水しかないように見えるところにも、実はたくさんの生きものがいます。プランクトンと呼ばれる、ただよって暮らす生きものたちです。体が透明だったり、変わった形をしていたりと、その姿はまるで宇宙からやってきた未知の生命体のようにユニークです。

この本の舞台は山口県青海島の海です。著者の吉野雄輔さんは、八年ほど前から青海島に通いはじめ、合計一年ほど滞在して撮影しました。

数ミリの大きさのものが多いプランクトンを水中で撮影するのは非常に難しく、肉眼でも見失うことが多いそうです。今回は小さいサイズの生きものたちも、限界以上に拡大して掲載しています。

プランクトンは一般に小さい生きものというイメージが強いですが、体の大きさに関係なく、漂って生きるものたちを総称した呼び名です。

それぞれの種類の同定も難しく、個々の生物の生態の研究も途上にあります。何の幼生かわからないものも多いのです。

身を隠す場所のないところで漂う生きものは、敵から見つかりにくくなるような、さまざまな特徴を持っています。

 海の中だからこそできる、「漂う」という生きかた、形のおもしろさを見ていただければと思います。

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2017年8月31日木曜日

御礼! 『アリになった数学者』(たくさんのふしぎ9月号)刊行イベントにたくさんの方にご参加いただきました

アリになった数学者が、アリたちとのコミュニケーションのなかで
「1」とはなにか、あたらしい数学の扉をひらきます


『アリになった数学者』刊行記念イベント第1回は、
8月5日(土曜日)東京の養源寺さんで開催いたしました。

100人ちかい方々におこしいただき大盛況でした!
終了後のサイン会での1枚


つづきまして……



第2回は、8月11日(金曜日・山の日)
岐阜市立中央図書館で開催されました。こちらは、子どもたち限定のイベントでした。

伊東豊雄さんデザインの館内
2015年に開館したばかりでどこもまだぴかぴかでした
奥にみえる白い巨大なライトの下「児童のグローブ」とよばれる
オープンスペースが今回の会場でした

小学2年生から50人をこえる子どもたちが、森田さんの話に耳をかたむけます


サイン会終了後も、数学に関するさまざまな質問が森田さんに
よせられました。なかには高等数学を勉強している小学生の子どもたちも


でも、その様子を詳しくご紹介いただきました

   


同日夜には、図書館からほど近い善光寺さんで大人にむけたイベントを開催。
1985年の創刊から「たくさんのふしぎ」を読んでくださっている
読者の方、
長く購読くださっている読者の方々ともお話ができ、
たのしい晩でした。








       こちらも満席御礼! 


   みなさまご参加いただきありがとうございました。

2017年8月7日月曜日

動物たちが教えてくれる 海の中のくらしかた

たくさんのふしぎ8月号は、『動物たちが教えてくれる 海の中のくらしかた』です。
文章を担当したのは、海洋動物の研究の第一人者、東京大学大気海洋研究所教授の佐藤克文さん、
絵は、日本やアメリカで数々の賞を受賞され、世界的に活躍するイラストレーターの木内達朗さんです。



この絵本では、これまで佐藤さんがバイオロギングで研究してきた、海のなかの動物たちの生態を紹介しています。「バイオロギング」は、今、日本が世界をリードしている研究です。「バイオロギング」とは、カメラや速度計、深度計などが内蔵されたデータロガ―と呼ばれる小型装置を動物の背中にとりつけて、彼らの行動を研究する手法のことです。バイオ(生物が)+ロギング(記録する)という意味のこの言葉は、日本の研究者たちから生まれ、世界共通の言葉になっています。
佐藤克文さんは、バイオロギングで、世界各地の海で動物たちを調査してきました。

南極でウェッデルアザラシを調査している場面

地球表面の7割は海におおわれ、平均水深は3000メートルになります。人間が直接観察することのできない広くて深い海の中を泳ぎ回る動物たちのくらしは、ずっと謎につつまれてきました。佐藤氏と多くの研究者たちが調査を重ね、海の中の動物たちの行動が明らかになってきています。

マッコウクジラの潜る深さはなんと1000メートル!
南極にすむウェッデルアザラシやキングペンギン、小笠原のマッコウクジラ・・・・・・いろんな動物調査してゆくと、海洋動物の意外な共通点が見つかりました。体重90トンをこえるクジラから、1キロほどのペンギンまでに共通することとはいったい? データロガーを通してみえてきた海の中の世界をご紹介します。


私たちが見ることのできない、300メートル以上の深さで、いきいき動き回る動物たちの世界をいっしょに探検してみませんか?

(K)




2017年7月27日木曜日

たくさんのふしぎ9月号『アリになった数学者』刊行イベントのご案内



『アリになった数学者』刊行記念  夏休み!トークイベント


たくさんのふしぎ9月号は、『アリになった数学者』です。










在野で数学の世界を探求する森田真生さんが文章を、
絵を、マリメッコやラーセンで
テキスタイルデザイナーとして活躍され、
現在はSOUSOUのデザイナーとしても活動
される脇阪克二さんが担当されました。






ある日、アリになってしまった、数学者。アリと語り合いたいと思ったのは、やはり数学、数についてでした。アリにとっての数とはどういうものか、と考える数学者の体験をとおして「1」とはなにか、数のあたらしい世界へと導きます。




刊行を記念して、2か所で森田真生さんによる
トークイベントが開催されます!

森田さんの講演は夕方から開催されることが多いのですが
今回はお子さんも参加しやすい昼間の会です。
お子さんも、大人の読者の方も、
ぜひお運びください。


お申し込みが必要です。
詳細は各主催団体にお問い合わせください。

8月5日(土曜日)14時から16時(休憩ふくむ)
場所:東京都文京区養源寺
主催:NOTH http://noth.jp/event/sugakunoensokai0805/

8月11日(金曜日・祝日)13時から14時
場所 岐阜市立中央図書館(ぎふメディアコスモス2階)
主催:岐阜市立図書館 
http://g-mediacosmos.jp/lib/information/2017/07/29-2.html


※主催が「岐阜市立中央図書館」となっていましたが、正しくは「岐阜市立図書館」です。
訂正してお詫び申し上げます。