2017年3月30日木曜日

宇宙とわたしたち

たくさんのふしぎ2017年4月号は『宇宙とわたしたち』です。





夜空にキラキラとかがやく星。星たちはあんまり遠くにあるので、
わたしたちのくらしとは直接関係がないように思えます。

140億年前、宇宙が誕生したとき、
そこには水素とヘリウムしかありませんでした。

わたしたちの生命をつくる炭素や酸素は、どこにもなかったのです。
ではどうやって、生命をつくる物質はできたのでしょう? 




2014年5月号『みんなそれぞれ 心の時間』を刊行した際、
著者の一川誠さんが「作者のことば」に、
「知り合いの天文学者から驚くべき話を聞いた。私たちに当たった太陽の光は、反射して一部がまた大気圏をつきぬけ、永遠に宇宙空間をただよい続けている」と書いてくださいました。
その話にびっくりした担当編集者が、「その天文学者は誰ですか?」と紹介してもらったのが、今回の著者、藤沢健太さんです。

宇宙を観察することによって「時間」の研究をすすめている藤沢さんは、
ちょうど「たくさんのふしぎ」読者と同年齢のお子さんがおられるお父さんでもあります。
「宇宙の中の自分」という難しいテーマを、
今回、子どもたちにもわかるふつうの言葉で語ってくれました。

また、なかのひろたかさんの絵が、肉眼で見ることの難しい世界のお話を、親しみやすいものにしています。

長い長い時間のなかで、星たちが生まれては爆発することを繰り返してきた、
その壮大なドラマをたどり、わたしたちが生まれた秘密を明かします。

ぜひご覧ください。

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2017年3月8日水曜日

チョウのすきな葉っぱの味

たくさんのふしぎ2017年3月号は『チョウのすきな葉っぱの味』です。




この本は、10年ほどまえ、ジャコウアゲハの幼虫をご友人よりもらいうけた画家の奥山多恵子さんが、幼虫を育てるなかで抱いた疑問からうまれた本でした。



ジャコウアゲハの幼虫は、猛毒をもつウマノスズクサの葉しか食べません。「どうしてジャコウアゲハは毒草を食べるのか? 毒草しか食べられないのか?」、最初はジャコウアゲハに焦点をあてたラフをまとめました。

奥山さんの疑問はさらに深まっていきました。
チョウについて調べていくと、チョウたちの多くが、アゲハはサンショウ、キアゲハはセリ……と、ほかの虫があまり好まない、においが強く、成分も毒気のある“まずい葉っぱ”を好む傾向にあることにきづいたのです!



そこからは、チョウの食草探しを専門に扱う研究者、さらにはチョウのフィールドワークのプロの方々にも協力を仰ぎ、<なぜチョウの幼虫は決められた食草しか食べないのか?>という大きな謎に迫る本として成立をめざすことになりました。





チョウたちの食草さがしの世界をご案内します。

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