夜空にキラキラとかがやく星。星たちはあんまり遠くにあるので、
わたしたちのくらしとは直接関係がないように思えます。
140億年前、宇宙が誕生したとき、
そこには水素とヘリウムしかありませんでした。
わたしたちの生命をつくる炭素や酸素は、どこにもなかったのです。
ではどうやって、生命をつくる物質はできたのでしょう?
2014年5月号『みんなそれぞれ 心の時間』を刊行した際、
著者の一川誠さんが「作者のことば」に、
「知り合いの天文学者から驚くべき話を聞いた。私たちに当たった太陽の光は、反射して一部がまた大気圏をつきぬけ、永遠に宇宙空間をただよい続けている」と書いてくださいました。
その話にびっくりした担当編集者が、「その天文学者は誰ですか?」と紹介してもらったのが、今回の著者、藤沢健太さんです。
宇宙を観察することによって「時間」の研究をすすめている藤沢さんは、
ちょうど「たくさんのふしぎ」読者と同年齢のお子さんがおられるお父さんでもあります。
「宇宙の中の自分」という難しいテーマを、
今回、子どもたちにもわかるふつうの言葉で語ってくれました。
また、なかのひろたかさんの絵が、肉眼で見ることの難しい世界のお話を、親しみやすいものにしています。
長い長い時間のなかで、星たちが生まれては爆発することを繰り返してきた、
その壮大なドラマをたどり、わたしたちが生まれた秘密を明かします。
ぜひご覧ください。
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