2015年6月3日水曜日

北海道の河原でおいかけっこ

たくさんのふしぎ7月号は、
『おいかけっこの生態学』(遠藤知二 文・岡本よしろう 絵)です。



「おいかけっこ」だなんて、なんだかとっても楽しそうですが、
一体、だれがだれを追いかけるのかというと・・・・・・


オニグモをおいかけるベッコウバチを
研究者である遠藤知二さんが追いかける、というおはなし。

前作『まちぼうけの生態学』(たくさんのふしぎ20118月号 *)では
アカオニグモの狩りの様子を観察するために
ひたすらクモの網の前で待ち続けた遠藤さんですが、


今回は、ベッコウバチを追いかけて、フィールドを飛びまわります!

『昆虫記』を書いた虫の観察の達人、あのファーブルさんでも
ベッコウバチの観察には苦戦したとか・・・・・・


「人間の行動がひとりひとりちがっているように、
 キスジベッコウも一匹一匹ちがう行動をとっているのではないか?」
という疑問からはじまった、10年間の観察の記録をお届けします。

(E)


*『まちぼうけの生態学 アカオニグモと草むらの虫たち』は、
今年9月に「たくさんのふしぎ傑作集」の一冊として刊行予定です。