2017年8月31日木曜日

御礼! 『アリになった数学者』(たくさんのふしぎ9月号)刊行イベントにたくさんの方にご参加いただきました

アリになった数学者が、アリたちとのコミュニケーションのなかで
「1」とはなにか、あたらしい数学の扉をひらきます


『アリになった数学者』刊行記念イベント第1回は、
8月5日(土曜日)東京の養源寺さんで開催いたしました。

100人ちかい方々におこしいただき大盛況でした!
終了後のサイン会での1枚


つづきまして……



第2回は、8月11日(金曜日・山の日)
岐阜市立中央図書館で開催されました。こちらは、子どもたち限定のイベントでした。

伊東豊雄さんデザインの館内
2015年に開館したばかりでどこもまだぴかぴかでした
奥にみえる白い巨大なライトの下「児童のグローブ」とよばれる
オープンスペースが今回の会場でした

小学2年生から50人をこえる子どもたちが、森田さんの話に耳をかたむけます


サイン会終了後も、数学に関するさまざまな質問が森田さんに
よせられました。なかには高等数学を勉強している小学生の子どもたちも


でも、その様子を詳しくご紹介いただきました

   


同日夜には、図書館からほど近い善光寺さんで大人にむけたイベントを開催。
1985年の創刊から「たくさんのふしぎ」を読んでくださっている
読者の方、
長く購読くださっている読者の方々ともお話ができ、
たのしい晩でした。








       こちらも満席御礼! 


   みなさまご参加いただきありがとうございました。

2017年8月7日月曜日

動物たちが教えてくれる 海の中のくらしかた

たくさんのふしぎ8月号は、『動物たちが教えてくれる 海の中のくらしかた』です。
文章を担当したのは、海洋動物の研究の第一人者、東京大学大気海洋研究所教授の佐藤克文さん、
絵は、日本やアメリカで数々の賞を受賞され、世界的に活躍するイラストレーターの木内達朗さんです。



この絵本では、これまで佐藤さんがバイオロギングで研究してきた、海のなかの動物たちの生態を紹介しています。「バイオロギング」は、今、日本が世界をリードしている研究です。「バイオロギング」とは、カメラや速度計、深度計などが内蔵されたデータロガ―と呼ばれる小型装置を動物の背中にとりつけて、彼らの行動を研究する手法のことです。バイオ(生物が)+ロギング(記録する)という意味のこの言葉は、日本の研究者たちから生まれ、世界共通の言葉になっています。
佐藤克文さんは、バイオロギングで、世界各地の海で動物たちを調査してきました。

南極でウェッデルアザラシを調査している場面

地球表面の7割は海におおわれ、平均水深は3000メートルになります。人間が直接観察することのできない広くて深い海の中を泳ぎ回る動物たちのくらしは、ずっと謎につつまれてきました。佐藤氏と多くの研究者たちが調査を重ね、海の中の動物たちの行動が明らかになってきています。

マッコウクジラの潜る深さはなんと1000メートル!
南極にすむウェッデルアザラシやキングペンギン、小笠原のマッコウクジラ・・・・・・いろんな動物調査してゆくと、海洋動物の意外な共通点が見つかりました。体重90トンをこえるクジラから、1キロほどのペンギンまでに共通することとはいったい? データロガーを通してみえてきた海の中の世界をご紹介します。


私たちが見ることのできない、300メートル以上の深さで、いきいき動き回る動物たちの世界をいっしょに探検してみませんか?

(K)