たくさんのふしぎ7月号は、
『おいかけっこの生態学』(遠藤知二 文・岡本よしろう 絵)です。
『おいかけっこの生態学』(遠藤知二 文・岡本よしろう 絵)です。
「おいかけっこ」だなんて、なんだかとっても楽しそうですが、
一体、だれがだれを追いかけるのかというと・・・・・・
オニグモをおいかけるベッコウバチを
研究者である遠藤知二さんが追いかける、というおはなし。
前作『まちぼうけの生態学』(たくさんのふしぎ2011年8月号 *)では
アカオニグモの狩りの様子を観察するために
ひたすらクモの網の前で待ち続けた遠藤さんですが、
今回は、ベッコウバチを追いかけて、フィールドを飛びまわります!
『昆虫記』を書いた虫の観察の達人、あのファーブルさんでも
ベッコウバチの観察には苦戦したとか・・・・・・
「人間の行動がひとりひとりちがっているように、
キスジベッコウも一匹一匹ちがう行動をとっているのではないか?」
という疑問からはじまった、10年間の観察の記録をお届けします。
(E)
*『まちぼうけの生態学 アカオニグモと草むらの虫たち』は、
今年9月に「たくさんのふしぎ傑作集」の一冊として刊行予定です。
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