2018年5月15日火曜日

『10才のころ、ぼくはかんがえた。』

たくさんのふしぎ2018年6月号は『10才のころ、ぼくは考えた。』です。


いまから7年前、『月へ行きたい』という本を刊行したとき、
感想を書いて送ってくれた10才の男の子がいました。
感想につづけて、
「最近、どうして人間は生きているのか、宇宙のはては? 
世界はどうしてあるのか? 死んだらどうなるのか? 
ということを考えて眠れなくなります。
こういったことを考えているとわかると変だと思われるので
だれにもいいませんけど」
というメッセージが記されていました。

「たくさんのふしぎ」を担当していると、
自然科学系の研究者や在野で探求をつづける方々とお話をする機会が多くなります。
そういった方々は、たとえばある虫や動物を追い、
どうして彼らがそういう行動をとるのか? また、どうやってある物質はできるのか? という問いをたて、探求していきます。

ところが、そういう探求の仕方では、手が届かない問いもでてきます。
それが、7年前にお手紙をくれた少年が届けてくれた、
なぜ私は生きているのか? という問いなのではないかと思います。

それにこたえようとするのが「哲学」という学問で、
この本は、32才の若き哲学者下西風澄さんが少年時代に
考えていたことを回想録としてかたちにしたものです。

下西さんが子どものころ作っていた石のネズミ

こういうことを考えている子どもは、
皆ではないのかもしれないのではないかと思いますが、
どこかにいるそんなちいさな哲学者たちに考える手立てのひとつの例を届けたい、
またささやかななぐさめ、もしくはエールになったらと本づくりにあたりました。

どうぞご覧ください。

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