9月号『川は道 森は家』は、日本のお隣にある、森のお話です。
「ウスリータイガ」と呼ばれる森がひろがっています。
北海道からだと、東京へ行くよりも近い距離にあるこの森には、
今もトラが棲んでいると言われています。
ここを旅したのは、写真家の伊藤健次さん。
地元の猟師といっしょに舟にのり、
川に沿って、森の奥へと進みました。
川は、まるで迷路のよう。
本流から支流がわかれ、大きく迂回して、また合流しています。
人間がまったく手をつけていない、ありのままの川の姿は、
これは森の中でシマリスがこっちを見ていたという場面。
森には先住民族の猟師たちが暮らします。
シカやイノシシを狩り、魚をとり、森の木で小屋を建てる――。
彼らは言います。「私たちにとって、森は家」だと。
ウスリータイガの、人・動物・植物の営みを、みずみずしい感性を通して描いた作品です。
ウスリータイガの、人・動物・植物の営みを、みずみずしい感性を通して描いた作品です。
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