2017年7月14日金曜日

『すれちがいの生態学 キオビベッコウと小道の虫たち』

たくさんのふしぎ2017年7月号は、
『すれちがいの生態学 キオビベッコウと小道の虫たち』です。
虫たちの出会いをテーマに、
フィールドワークのおもしろさを伝える三部作の完結編です。


本シリーズには、刊行のたび、読者の子どもたち、
また、小学校のお子さんをもつ保護者の方から、
熱烈な問い合わせをいただきました。

「子どもがこのシリーズにはまってしまって、
どうしても観察地を実際にたずねてみたい!
とのことなのですが、どちらに行けばいいんでしょう?
夏休みに北海道に行ってみます」と電話をくださった、
小学4年生の女の子のお父さん。
「ぼくも研究者になる!」といってくれたという読者の男の子。

生きものの小さなくらしをみつめる著者の熱い眼差しが、
子どもたちに届いたのだ、と感慨深いです。

第1作の『まちぼうけの生態学』(たくさんのふしぎ傑作集)では、
北海道の草むらでアカオニグモと
その網のまわりを飛ぶ虫たちとの出会いを
ひと夏ただひたすらじっと待ち、観察しました。




第2作の『おいかけっこの生態学』(2015年7月号)では、
舞台はおなじくして、アカオニグモの天敵キスジベッコウ
という狩りバチのオニグモ狩りをつうじて
 ハチに個性はあるのか? という難題にいどみます。


そして第3作となる本作では、舞台を京都府の海辺の小道にうつし、
キオビベッコウという狩りバチと同種のメスや
その他の虫や生き物との出会いの瞬間をみつめました。

一匹の虫は、生涯で何匹くらいの虫や生きものに出会うのか?


キオビベッコウは、小道でさまざまな虫や生き物と出会うはず、
と観察をはじめた著者ですが……、
さて実際にどんな生きものと、どのように出会うのでしょうか。

4年間のフィールドワークの記録です。ぜひご覧ください。



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