植物、とくに樹木の写真を撮るため、世界中を取材で飛び回っていますが、その原点ともなったのが、かつて実家のとなりにあった栗林。東京都、野川沿いの住宅街で育った姉崎さんは、その栗林を観察し続け、メモと写真で記録していました。それをまとめたのが、この絵本です。
冬の葉を落とした姿から、春に芽吹き、夏に茂りと、四季それぞれの姿を見せる木々ですが、観察して1年目と2年目では、木の大きさが明らかに違い、木も成長していることがわかります。
また、みな同じように見える木々もそれぞれ姿が違い、地面に落ちるその影の姿もそれぞれ。ある冬の朝のほんの一瞬、その影が作り出した美しい自然の「絵」は、圧巻です。
ぜひご覧ください。
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